ワーケーションで人生変わったんです
九州沖縄で頑張る人を応援する「聴くけん!!九州」。
第15回目となる今回は、全国各地を周りながら執筆をしている「小山志織(こやましおり)」さんにお話を伺いました。
聴くけん!!九州初のライターさん取材となった今回。ライターになった理由や葛藤など、同じライターとして共感しっぱなしでした。ワーケーションに関心がある方はもちろん、好きなことで生きていきたい方にも読んで欲しい内容です。
編集長自ら取材を申し込んで実現

九州でワーケーションしながら執筆などで九州を盛り上げていることに共感しました。「もっと詳しく話を聴きたい」と思って、この時に取材依頼しました。
和歌山出身で長崎や福岡など九州各地を回る

和歌山県出身のフリーライターで、エッセイなども書かれています。
塾講師やEC業界などを経て、ライターに転身。2020年7月から長崎に約2ヶ月滞在したことをきっかけに九州を旅されました。書くことが好きで、noteで長崎ワーケーション記やエッセイを綴っておられます。
「得意なこと」×「ニーズ」=ライターに


ライターになったキッカケは何ですか?

「好き」「消去法」の両面ですね。
会社員を辞めた頃、前職の経験を活かしてwebデザインのお仕事をしていこうと思っていました。しかし、勉強を深めるにつれ「この分野では勝てない」と悟りました。自分にできること、得意なこと。社会に必要とされていることの掛け合わせでライティングを選びました。

ライターとして活動する中で経験は活きていますか?

元々文章を書くことが好きなので、仕事の執筆だけではなくさまざまな気付きに対しても幅広く書けています。
ワーケーションで滞在した土地のことを書くにつれて、自然と土地の魅力に気付くようにもなりました。和歌山に戻った時に魅力を発信できるよう、今も意識して書いています。
多彩な分野の知識や体験が広がり深くなった


ライターになって良かったことは何ですか?

いろいろな分野の知識や体験を広げたり深めたりできることです。
もともと好奇心旺盛なのでいろんなことに興味がありましたし、もっと知りたいと思う気持ちが強いタイプでした。ストレングスファインダーの5つの強みの中に「学習欲」を持っています。

とにかく色んなことを知って、考えて、繋がっていくことが単純に楽しい。
今までの経験全てをフル活用してアウトプットする。それがライティングという分野でした。絵を描くことが得意だったら別の形でアウトプットしていたかもしれませんけど。
気になるフレーズはノートに写経


文章力を上げるためにやっていることはありますか?

気になったフレーズをノートにまとめていることですかね。
本を読んでいると、色々なフレーズを目にします。
パソコンのメモ帳にコピペするより、ノートに手書きするほうが頭に残るんです。ライターになってから続けていて、今でも執筆する時に活用しています。1冊のノートにまとめていて、付箋で分類しているので確認したい時にパッと出せるので便利ですよ。

それは凄いですね!!真似します

やっていくうちに「メモ魔」になると思いますし、書いたフレーズはそのまま自分の財産になりますよ。
考える時間を大切にしている


ライターになって苦労したことありますか?

独りよがりの文章ではお金にならないことです。
書くだけなら誰でもできますが、お仕事としてライティングをしている以上「お客様に求められるものは何か?」を探る必要があります。ライティングにも様々な種類があります。自分の得意な分野は今でも模索中です。

模索する中で、「考える時間」を大切にしたいとも思っていますね。自分と向き合う時間はとても貴重ですし、考えた先に見える未来もあります。どんなに忙しくても、一人の時間は確保するようにしているんです。
個人事業主としての考え方を吸収して迷わず相談している


活動する中でどうやって乗り越えていますか?

ビジネス思考を身につけることと、ライター仲間に素直に相談することですね。
私は会社員を辞めてから独立開業したので、お金を稼ぐライティングのことを考えざるをえませんでした。今でも「生きていくためにはどんな種類のライティングをすればいいか?」と考えています。

ライティング自体の勉強はもちろんですが、Twitterでビジネスマンの思考を探るなど、いち個人事業主(フリーランス)としてビジネスをしたいと思っています。つまづいたら、素直にライター仲間や先輩に「これどう思いますか?」と相談することもあります。

座右の銘的な言葉はありますか?

夏目漱石が書いた「こころ」の中にある「精神的に向上心のない人間はばかだ」です。
厳しい言葉ですが自分への戒めにしています。高校の時、国語の授業で読みました。あの時からずっと座右の銘にしています。「水は低きに流れ、人は易きに流れる」という言葉があります。

人の精神力をグラフにするならば、努力してようやく水平を保てるくらいだと思います。努力しないと落ちるのみ。個人事業主(フリーランス)になってますますそう思います。

ライターになって期待することはありますか?

人との出会いと繋がりを大事にすること。
ライターだから書くという手段を用いているだけで、お仕事自体の本質はやはり人との出会いと繋がりにあると思います。面白いビジョンを持つ人に取材したり、素敵な出来事をエッセイにしたり。

形は様々ですが、書くことの先にはいつも「人」がいるような気がします。書いたものを読むのも結局人ですから。
人と地域を繋ぐハブになりたい


将来的にやってみたいことありますか?

地域と外の人を繋ぐコミュニティに関わりたいと思います。
コワーキングスペースなのか、ゲストハウスなのか、別の形なのか。人手や外の刺激が必要な地域の人と、地域と何か関わりを持ちたい人のハブになるコミュニティに関わりたい……と、これは旅をしていて気付いたことです。そういう人や場所との出会いの中でエッセイを書けたら嬉しいです。

故郷の和歌山を盛り上げていく予定はありますか?

今のところ未定ですが、せっかく色々な土地を巡ったので「旅×ライティング」で新しいことやってみたいです。
「巡った土地で成功している取り組みを和歌山でも展開できないか?」など、見たこと聞いたことを最大限活かして「和歌山に貢献したい」です。
行きたい場所や会いたい人がいたら積極的に動いて欲しい

読者へメッセージをお願いします。

フリーになったからこそ、そして旅に出たからこそ気付いたことがたくさんあります。
新型コロナで移動が制限されがちな現在。無理のない範囲で移動して、行きたい場所や会いたい人にぜひ会いに行ってみてください!
きっと新しい発見があります!!

本日はありがとうございました!
【取材後記】地域を盛り上げる小山さんに期待しかない
取材中ずっと笑顔だった小山さん。
フリーになったからこそ見た景色や出会った人。「旅を通じて自分の成長具合が分かる」と話されていたのも印象的でした。
執筆だけにとどまらないさまざまな分野に挑戦する姿勢に、同じフリーランスとして大きな期待せざるを得ません。
この場を借りて、取材にご協力頂いた小山さんに厚く御礼申し上げます。
取材先様募集
「聴くけん!!九州」では、取材して欲しい企業様はもちろん、「うちのお店を宣伝して欲しい」「このサービスをもっと広めたい」など、お店や個人問わず幅広く募集しています。
取材条件は以下の通りです。
・九州沖縄在住またはご出身の方(性別年齢不問)
・取材前に「書いて欲しい事」「伝えて欲しい事」など簡単なアンケート送付
・対面またはオンライン
・取材日より10日間以内にアップ
・アップ後はSNS(TwitterやInstagramなど)にて拡散
・取材費10,000円(税込)+実費交通費〜/1本(文字数は応相談)
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この記事はマインドマイスターで構成しました。
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