ゲストが元気になる「糸島ゲストハウスことのは」は糸島観光のハブになる

福岡

「来た時には負のオーラが漂っていた人も、帰る時にはスッキリした表情で帰るんです」

九州で頑張る人を応援する「聴くけん!!九州」。

記念すべき第1回目は、移住先で高い人気がある福岡県糸島市にある「糸島ゲストハウス 前原宿ことのは」様です。

オーナーの野北様は糸島のインフルエンサーとして、生まれ故郷の糸島の魅力を日々ブログで発信されています。ご夫妻で糸島各地へ取材もされていて、「糸島 カフェ」「糸島 グルメ」などで検索すると必ず上位表示されるほど、独自の視点で内容の濃い記事を書かれています。

糸島ゲストハウス 前原宿ことのは|一年間、世界一周旅行を達成した夫婦が、福岡・糸島で開いたゲストハウス運営日記。魅惑の糸島情報が満載!
福岡・糸島市の宿泊施設「前原宿(まえばるしゅく)ことのは」。地元出身で、「糸島コンシェルジュ」のオーナー夫婦が、豊富な糸島おすすめ情報を提供。観光ノープランでも安心!糸島に友達やご縁を作るための宿です。移住相談歓迎!

取材の経緯

2月下旬から急激に大きなダメージを受けている宿泊施設。そんな状況に対して「少しでもお役に立てないか?」と思いTwitter上で募集しました。

募集からしばらく経ったある日、野北様から

こんにちは。ご無沙汰しております。
snsで告知されていた、宿に宿泊と広告の件、まだやっておられますか?
もしタイミングが合えば、今の前原とうちの宿の価値をライター目線で掘り下げてもらえると嬉しいです(^^)
よろしくお願いします。

と申込みを頂きました。私だけでも良かったのですが、「家族連れにもお宿や前原の魅力を伝えたい」と思い、無理を言って家族3人で宿泊させて頂きました。

今回は公式サイトに掲載されている情報だけではなく、ご夫妻の馴れ初めや世界一周旅行を始めた理由、糸島の現状や今後の展望などを取材しました。さらには、糸島の知られざる観光スポットもライター目線でご紹介します。

家族連れも利用しやすい広い室内

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お部屋は12畳と6畳のお部屋がありますが、今回は12畳のお部屋を利用。い草の香りに癒される室内はとても快適でした※ピースしているのは2歳の娘です。

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リビングには大きなダイニングテーブルがあるので、連泊などで自炊をする方も安心。旅に関する本も充実していて読書も十分楽しめます。

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糸島で作られている雑貨なども販売しています(現金+PayPay対応)。糸島産のお米が1合100円で販売していて、今回のお土産として購入しました。とても甘みのあるお米であっという間になくなりました。

ホスピタリティを感じる室内で快適に過ごせる

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糸島を訪れる外国人観光客の為に、室内には嬉しい気遣いが溢れています。写真の様な英語表記もあれば、電気やトイレなども一目で分かる様にイラストで表記されていました。

「細やかな気遣いは世界一周旅行の経験が十分に活かされている」なと、とても感動を覚えました。

居心地についても全く問題ありませんでした。ゲストハウスなのでテレビはありませんが、テレビ中心の生活を送っている毎日なので、電車や鳥の音を聞きながら過ごす事自体とても新鮮でした。

多言語サークルで知り合って世界一周旅行も即決だった

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※公式Webサイトから引用

今回はゲストハウスだけではなく、野北様ご夫妻についても色々取材しました。

ご夫妻の馴れ初めは、東京に住んでいる時に「多言語サークル」で知り合い、4~5年のお付き合いを経てご結婚されたそうです(多言語サークルの存在を初めて知りました)。

結婚されてから世界一周旅行に出かけましたが、奥様から「世界一周したいんだけど」と相談した所、二つ返事でアッサリ決まったそうです(決断力凄いな・・・)。もともと外国に住む友人も多いご夫妻なので、友人に会いに行く目的もあり、思い切って世界一周旅行に踏み切りました。

旅行プランは細かく決めていなくて、出発前に貯めていた貯金を旅行費用にして足りなくなったらボランティアサイトを使うなど、働く代わりに宿泊させてもらいながら各国を巡ったそうです。

室内には世界一周旅行を記録した本も置いてありますが、前半と後半とでご夫妻の表情が全く違っていたのが印象的でした。

ゲストハウスを始めてこれまでに1,000人が宿泊

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※公式Webサイトから引用

糸島でゲストハウスをオープンしたのは奥様の想いがありました。

奥様は20年前からバックパッカーをやっておられて、その時にご自身の人生について悩んでいたそう。世界各国を巡る中で「将来的に色んな人が集まるゲストハウスをやりたい」との願いが漠然とあったらしく、結婚した時には糸島でゲストハウスを開く覚悟は出来ていました。

2016年8月にオープンして以来、これまで1,000人のお客様が宿泊されました。

ゲストハウスの特性上外国人観光客が多いイメージがありましたが、実は宿泊される8割が日本の方。内訳は糸島観光をメインにされるだけではなく、糸島への移住を希望される方も多いのだそう。

何組かは実際に糸島へ移住を果たし、前原に飲食店をオープンさせた方もいらっしゃいます。

糸島には数百の観光スポットがあり半日では遊びきれない

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今回は、糸島が抱える現状や課題についても取材しました。人気観光地として全国的に有名な糸島でも抱えている現状は深刻でした。

糸島の現状を野北様はこう考えておられます。

・「糸島=カフェ」のイメージが強い
・15時を目途に帰る人が多い
・カフェは飽和状態
・糸島に泊まるお客さんはまだまだ少ない

二見ヶ浦周辺には多数のカフェが連なっているので、糸島=カフェのイメージがあります。最近ではジハングンなど注目のインスタ映えスポットも出てきました。

カフェやインスタ映えスポットを巡る方の大半は車やバイクで移動しますが、15時を目途に帰る方が多い事も野北様は指摘されています。ちなみに、糸島はカフェの飽和状態が続いていて、閉店を余儀なくされるカフェもチラホラ出てきたそうです。

ドライブスポットとしても人気が高い糸島は、宿泊するお客さんが少ない事実もあります。私も取材する前までは糸島で宿泊するイメージが湧きませんでした。

糸島を「日本のサンセバスチャン」にしたい

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※公式Webサイトから引用

糸島の課題については以下の様に考えておられます。

・糸島は雑誌に紹介されているだけでも数百スポットあって、実際に楽しむには半日では短い
・定番スポットだけ注目されてそれ以外のPRが不足している
・糸島全体で観光の底上げは急務
・糸島に泊まる動機付けが必要
・飲み歩きできる事をまだアピールしきれていない

野北様もブログで観光スポットを発信されていますが、まだまだ紹介しきれていないそうです。糸島は古くは「伊都国」と呼ばれていて、市内の至る所に歴史を伝える建物や古墳が多く点在しています。

糸島は海と山がある自然豊かな所なので、見るだけではなく体験するスポットも多数。そういったスポットを楽しむには日帰りでは難しいので、糸島へ宿泊してい欲しいと切望しておられます。

また、ことのは様が位置する筑前前原駅周辺には、飲み歩きできるお店が多数あります。野北様は「前原をサンセバスチャンの様な美食の街にしたい」という想いも持っておられて、以前こんなイベントを開催されました。

前原飲み歩きイベント「マエバルウォーク vol.3(Maebaru Pub Crawl)」
ネットワーキング event by 前原もっと楽しもうプロジェクト and 福岡DIYリノベWeek on 木曜日, 11月 7 2019 with 233 people interested and 66 people going. 8 posts in the discussion.

糸島野菜や玄界灘で水揚げされる魚介類、綺麗な空気と水で育ったお肉など、食材の宝庫としても人気が高い糸島。筑前前原駅周辺には、個性的で美味しいお店が多数出店しています。

前原は路地裏に行くほど賑やかなお店が多いのも特徴です。明るい場所に自然と足が動くのは人間(吞べえ)の性ですが、その欲求を満たしてくれるお店が前原には揃っています。

前原街道は魅力的なスポットだらけ

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今回は糸島の魅力もライター目線で探ってきました。

糸島は車やバイクで巡るのが定番ですが、敢えて「歩いて」楽しんでみました。ことのは様がある筑前前原駅周辺は、かつて唐津街道の宿場町で貿易や外交で栄えた歴史もあり、その名残で新しい物を受け入れる風土が残っています。

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ここは期間限定の鯛焼き屋さんですが、何と朝7時からオープンしています。「朝から鯛焼きが食べたいから7時からオープンさせた」とお店の方は話していました。

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建物の2階はシェアオフィスになっています※入居企業募集中だそうです。

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東南アジアで見かける「トゥクトゥク」もあります。周辺をトゥクトゥクで観光するにもオシャレです。

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2020年1月にオープンした「みんなの」は、コワーキングだけではなくイベントも開催できるスペースも完備しています。

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木をふんだんに使っていて、市民が推薦文を書いたお勧めの本もあります。

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昼食は野北様にお勧めして頂いた「ひなたうどん」へ。日向峠から前原へ出てきた人気うどん屋さんです。

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一番人気の「野菜天うどん」。うどんも少し細めでモチモチした食感がクセになります。カラッと揚がった野菜天は全て甘くて美味しいです。

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右から左に読む看板は最近ではめったに見かけません。前原宿にはこういった趣ある建物が並んでいます。

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「古材の森」は明治時代の商家で糸島食材をふんだんに使った料理が食べられます。カフェとしても営業しています。

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「ノドカフェ」は3歳の女の子が看板娘のブックカフェ。取材当日は保育園に行っており不在でした、残念。

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子供向けの本だけではなく、ベストセラーやインテリアなど多彩な本がズラリ。本を読みながらゆったりした時間が過ごせます。

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「老松神社」は太宰府天満宮と同じ神様を祀っており、糸島だけではなく近隣からも受験生が多く参拝に訪れます。

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本殿は綺麗に掃除されていて背筋がピンとなります。境内にはブランコもあり子供に遊べるので家族連れも安心です。

今回ご紹介したお店だけではなく、Bean to Bar(カカオ豆の焙煎~チョコレートの全工程を一貫する)やバインミー(ベトナムのサンドウィッチ)のお店など、こだわりを持った方が多いのも糸島の知っておきたい特徴です。

糸島は「のんびり」「リフレッシュ」したい人にお勧め

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※共に公式Webサイトから引用
※奥様はピラティスのインストラクター

今後の展望や予定についてもお聞きしました。

・人気観光地に習って「共有」して糸島を盛り上げていきたい
・インバウンド向け観光サイトを準備中
・2020年中に加布里で書斎やスタジオを併設した宿泊施設をオープンさせたい

先日も大分の湯布院に視察も兼ねて行ってきて大きな刺激を受けたそうです。糸島をもっと活性化したい気持ちは誰よりも強く、毎日試行錯誤されています。

また、「どんな人に来て欲しいか」か聞いてみた所、この様にとお話頂きました。

・糸島で「のんびりしたい」「リフレッシュしたい」人
・糸島の人と話したい人

海も山もあり自然が身近にある糸島は、毎日忙しくして心がお疲れの方はもちろん、話がしたい方にもお勧めの場所。大陸との玄関口だった風土が根づいていて、外から来た人にもとても優しく接してくれます※私も初めて来た時には大変心強かったです。

この記事を読んでくれた人へ一言

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※共に公式Webサイトから引用

取材の最後に「この記事を読んでくれた人へメッセージ」も頂きました。

・野北様
糸島だけの観光を楽しんで欲しいし、時間を掛けてゆっくりして欲しい
・奥様
自分達は世界一周で大変お世話になった。今度は感謝の気持ちで糸島に来られる方に接したい。是非とも糸島にお越し下さい。

世界一周旅行をしたご夫妻は、糸島だけではなく福岡にはなかなかいません。世界を見てこられた体験は聞く価値は十分あります※先日も2週間ほどキューバに行かれていました。

ご夫妻の温かい人柄をヒシヒシと感じた取材で、私も心の洗濯ができたとても有意義な2日間でした。

【 取材後記 】糸島の将来が楽しみで仕方ない

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今回の取材を通じて「糸島は奥が深くて面白い場所」だと感じました。

少し奥に入ると見た事のない風景や糸島でしか味わえないこだわりグルメなど、ガイドブックには載っていないディープスポットも多数あるのが糸島の魅力。

ドライブがメインになっている糸島の現状に危機感を持っており、自分達でできる事を愚直にやり続けるご夫妻の姿勢に、情報発信を生業にしている私も大きな刺激を受けたのでした。

急な依頼にも快く対応頂いた野北様ご夫妻に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

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この記事はマインドマイスターで構成しました。

この記事を書いた人
花野洋介

Web制作会社⇒2016年からWebライターとして福岡を中心に活動。取材/コピーライティング/セールスライティング/コンサルティング/編集/Webデザイン/ストアカ講座開講中※個別講座も絶賛受付中/好きな言葉「後回しは悪」/お仕事依頼はTwitterDMにてお願いいたします。サガン鳥栖とチキン南蛮が好き。

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